軽い気持ちで初めて応募した東京マラソン。
10月に当選してしまいました。数年前から悩まされる
2.3km走ると痛みが出る左膝との戦い。
病院2つ。接骨院に,整骨院、針灸など通いました。
12月までは練習できましたが,その後は中々良くならず
練習も出来ず「出るのやめようかな」とも考えておりました。
その上、2週間前に牡蠣を食べて食中毒。1週間前にはスペアタイヤを
弱ってる身体で無理な体勢で持ち上げぎっくり腰。心の底からがっかりしましたが
ここまで来れば開き直るしかないし、13倍の倍率はもう当たることはないだろうと思い
スタートラインに立ちました。
目標タイムもなく、腰か左膝に刺すような痛みが出たら棄権しようと思っていました。
走り始めるとやはり腰はだんだんと鉄板が入っているような感覚に。
沿道の人の数、同じように走っている参加者、そしてなにより5カ所を地下鉄で移動してくれた
家族と友人のおかげでアドレナリンという麻薬が効いて、脚は完全に棒のようになり
とても走れてるようなスピードでもないけど何とか走れてしまいます。
10km位は「こんなに早く棄権する人いないよなぁ」と思い、20kmでは「行けるところまで」
30km過ぎると「ここまで来たら完走しよう」と心の変化がありました。
40kmで5時間のペーサーに一度抜かれ、いくら何でも遅すぎるだろうと思い
最後の力を振り絞りゴールまでたどり着きました。結局ネットタイム4時間41分。
当初の目標からは遙か遠いタイムですが、練習不足、弱った身体ではこれが限界でしょう。
走っているときは2度と走らないと思っていましたが、1日経つと万全の状態で望む
東京マラソンなら・・・。と思ってきました。(もう当たらないと思うけど)
それにしても36000人に対してボランティアが11000人。ボランティアの方達、頭が下がります。
お疲れ様でした。